西宮市で雨漏り対策!アスファルトルーフィングの種類と選び方ガイド

はじめに|西宮市で増える雨漏りの原因は“屋根防水”にあり
「天井にシミが…」「強い雨の後、ポタポタ音がする…」
西宮市にお住まいの方から、こうした雨漏りのご相談が近年増えています。
屋根材の割れやズレが原因と思われがちですが、実は“見えない場所”にある防水層=ルーフィング(防水シート)の劣化が雨漏りの主因であるケースが少なくありません。
西宮市は、海沿いの西宮浜から高台の苦楽園、盆地状の甲陽園エリアまで、立地環境が多様であることが特徴です。
特に近年はゲリラ豪雨や台風による強風・横殴りの雨が増えており、屋根の防水性能の低下は、見過ごせないリスクとなっています。
この記事では、
- アスファルトルーフィングの特徴と寿命
- 改質アスファルトルーフィングとの違い
- 西宮市での採用傾向と費用相場
をわかりやすく解説します。
「今の防水層って何年もつの?」「葺き替え時、どれを選べばいい?」といった疑問をお持ちの方に、失敗しない屋根防水材の選び方をお伝えします。
これから屋根リフォームや雨漏り修理を検討される方は、ぜひ参考にしてください。
第1章|西宮市の屋根で見落とされがちな防水シート部分

屋根リフォームや雨漏り修理と聞くと、多くの方は「瓦やスレートなど屋根材そのもの」に目が行きがちです。
しかし実は、屋根材の下にある“防水層”の劣化こそが、雨漏りの根本原因であるケースが非常に多いのです。
この防水層は「ルーフィング」と呼ばれるもので、屋根材の下に敷かれた防水シートの役割を果たしています。
ルーフィングがあるからこそ、雨水が屋根材の隙間から入り込んでも、建物内部まで浸水しないよう守ってくれているのです。
ところがこのルーフィング、普段は見えない場所にあるため劣化に気付きにくく、交換時期を逃しやすいという特徴があります。
特に築20年以上が経過した住宅では、ルーフィングの防水性能が著しく低下している可能性が高く、見た目には異常がなくても内部から雨漏りが進行していることも。
西宮市では、
- 海に近く潮風の影響を受けやすい西宮浜エリア
- 台風時の横殴りの雨にさらされやすい阪神沿線地域
- 湿気がこもりやすい山間部の苦楽園・甲陽園エリア
など、立地によってルーフィングの劣化スピードも変化します。
「瓦はまだキレイ」「表面にサビはない」と思っても、内部のルーフィングが限界を迎えていることは珍しくありません。
雨漏りを防ぐためには、屋根材の状態だけでなく、ルーフィングの劣化状況までチェックすることが不可欠です。
特に葺き替えや屋根カバー工事を行う際には、どんな種類のルーフィングを選ぶかが、今後20年、30年の安心につながるのです。
第2章|アスファルトルーフィングとは?西宮市で広く使われる理由

屋根の防水シートとして、日本で長く使われてきたのが「アスファルトルーフィング」です。
建売住宅やリフォーム工事で最も一般的に採用されてきた防水材でもあります。
その最大の特徴は、「価格が安く、施工しやすい」こと。
紙を基材にアスファルトを浸透させた構造で、防水性能を確保しながら比較的コストを抑えられる点が魅力です。
西宮市でも、これまでに数多くの住宅でこのアスファルトルーフィングが使用されてきました。
その理由は以下の通りです。
- 【理由①】建売住宅や分譲住宅に採用されやすい
→ 建築コストを抑えるため、多くの住宅で標準的に採用 - 【理由②】屋根材を問わず施工できる
→ 瓦・スレート・ガルバなど、あらゆる屋根材に対応可能 - 【理由③】短期的には十分な防水性能がある
→ 新築から10~15年程度は一定の効果を発揮
しかし一方で、「耐用年数が短い」「高温や湿気に弱い」といったデメリットもあります。
特に西宮市のように気温・湿度の変化が激しい地域や、強風・豪雨に見舞われやすい地域では、劣化が早まる傾向が見られます。
たとえば、西宮浜のような潮風が吹く地域では、金属屋根との相性や下地の腐食が進行しやすく、甲陽園や苦楽園など日当たりの強い高台エリアでは、夏場の熱によるルーフィングの変形・膨れが起こることも。
こうした背景から、最近ではアスファルトルーフィングよりも上位の防水材「改質アスファルトルーフィング」の需要が高まっています。
第3章|2つのルーフィングを比較!違いと選び方のコツ

アスファルトルーフィングには、大きく分けて以下の2種類があります。
- ① アスファルトルーフィング
- ② 改質アスファルトルーフィング
それぞれの特徴と違いを、以下の表で比較してみましょう。
比較項目 | アスファルトルーフィング | 改質アスファルトルーフィング |
---|---|---|
主な素材 | 紙+アスファルト | 合成繊維+改質アスファルト |
耐用年数 | 約10~15年 | 約20~30年 |
耐熱・耐寒性 | やや弱い | 強い(高温・低温にも対応) |
湿気や熱への耐性 | 劣化しやすい | 劣化しにくい |
コスト | 安い(㎡あたり数百円) | やや高い(㎡あたり数百~千円台) |
雨漏りリスク | 経年劣化で早まることあり | 長期的に安心できる |
とくに改質アスファルトルーフィングは、耐久性・耐熱性・耐水性が大きく向上しており、近年のようにゲリラ豪雨や強風被害が増えている西宮市の気候に適した選択肢といえます。
どう選べばいい?判断ポイントはここ!
「費用をなるべく抑えたい」という方には、従来型ルーフィングも候補に入りますが、
以下のような方には改質アスファルトルーフィングの採用をおすすめします。
- 今回の屋根リフォームで今後20年は手をかけたくない方
- 苦楽園・甲陽園などの高台エリアで風雨にさらされやすい環境の方
- 西宮浜・今津など塩害リスクのある沿岸部にお住まいの方
- 過去に屋根カバー工事や雨漏り修理の経験がある方
屋根の耐久性は、防水層が決めるといっても過言ではありません。
長期目線で安心を得たい方ほど、「少しだけグレードの高いルーフィング」を選ぶ価値があります。
第4章|後悔しないための家づくりチェックポイント

屋根の防水シートは、普段目に見えない場所だからこそ、後回しにされがちです。
しかし、西宮市のように高低差があり風通しや日当たりが場所ごとに異なるエリアでは、屋根下地や防水材の劣化速度も住宅ごとに大きく変わります。
ここでは、「あとで後悔しないため」に、屋根リフォームや家づくりの際に確認しておきたい5つのチェックポイントをご紹介します。
✅ 屋根材の下にどんな防水シートが使われているか確認したか?
リフォーム会社の見積書に「ルーフィング」や「改質アス」と記載があるかチェックしましょう。
施工業者が説明してくれない場合は要注意。
防水シートのグレードによって、屋根の寿命が10年以上変わることもあります。
✅ 断熱材や通気層の構造も確認しているか?
防水シートの上には、断熱材や通気層(通気垂木)が設けられていることがあります。
これらがしっかり設計されていないと、内部結露やカビの原因になることも。
特に山手の甲陽園や苦楽園では、冬の結露被害が多く見られます。
✅ 家の周囲の風の通り道や湿気の溜まりやすさを把握しているか?
南北に開けた立地か、東西に風が抜けにくい構造かなど、外気の流れによって屋根の乾き方も変化します。
湿気がこもりやすいと、屋根内部の構造材が早く腐ってしまうことも。
✅ 今後のメンテナンス計画に“足場代”を組み込んでいるか?
屋根工事や外壁塗装には、足場費用(15万~25万円程度)が発生することが多いです。
せっかく足場を組むなら、同時に雨樋の点検や破風板の補修なども検討することで、将来の修理費を抑えることが可能です。
✅ 火災保険や補助金の利用も視野に入れているか?

台風や強風による屋根被害は、火災保険で修理費がまかなえる可能性があります。
また、自治体によっては、住宅の耐久性向上を目的とした助成制度も存在します。
西宮市では対象となる工事や年度ごとの申請時期が異なるため、事前の確認が重要です。
第5章|西宮市でルーフィング交換にかかる費用相場と工事の流れ

ルーフィングの交換は、屋根の下地部分に関わる重要な工事です。
目に見えない部分ですが、費用にも影響が大きく、「どこまでの作業が含まれているか」によって価格が大きく変わります。
ここでは、西宮市で実際に行われている工事内容をもとに、費用の目安と流れをご紹介します。
費用相場の目安(屋根面積30坪=約100㎡の場合)
工事内容 | 費用相場(税別) | 備考 |
---|---|---|
既存屋根材の撤去(葺き替え時) | 10万〜20万円 | 廃材処分費込み |
ルーフィング材(改質アス)+施工費 | 10万〜18万円 | 材料グレードで変動 |
野地板の補修(必要な場合) | 5万〜10万円 | ベニヤ・構造用合板等 |
足場代 | 15万〜25万円 | 平屋〜2階建て想定 |
合計目安 | 40万〜70万円程度 | 工事規模により増減 |
※あくまで参考価格です。屋根の勾配や形状、立地条件により変動します。
工事の流れ
- 現地調査(無料)
屋根の劣化状態・築年数・勾配などを確認。
ルーフィングの劣化が疑われる場合は、屋根材の一部を剥がして確認するケースもあります。 - ご提案・見積り作成
葺き替え or カバー工法、使用ルーフィングの種類、下地の補強有無などを整理。
必要に応じて火災保険申請サポートも実施。 - 工事の実施
足場設置→既存屋根材の撤去→下地補修→ルーフィング敷設→新しい屋根材施工という順序で進行。 - 完工・ご確認・写真報告
施工写真を用いて、内部の施工内容まで見える形でご報告します。
ご希望があれば、施工中の様子を写真や動画で共有することも可能です。
よくある質問(FAQ)

Q1. ルーフィングの寿命はどれくらいですか?
一般的なアスファルトルーフィングは15〜20年程度が目安です。改質アスファルトルーフィングなら25〜30年持つものもあります。築30年以上経っている屋根は一度点検をおすすめします。
Q2. 西宮市でよく使われているルーフィング材はどれですか?
改質アスファルトルーフィング(ゴムアス)が主流です。台風やゲリラ豪雨などの強い雨風にも強いため、西宮市の気候に適しています。
Q3. ルーフィングの交換は屋根材を剥がさないとできませんか?
基本的には既存の屋根材を撤去する「葺き替え工事」で行います。ただし、カバー工法(重ね葺き)の際は、新しいルーフィングを上から追加する形で施工されます。
Q4. カバー工法でもルーフィングの効果はありますか?
はい。既存屋根と新設屋根の間に敷くことで防水層を強化できます。ただし、既存の下地が著しく劣化している場合は、カバー工法では対応できないこともあります。
Q5. ルーフィングの交換だけを単体で頼めますか?
原則として、屋根の葺き替えとセットで行う工事です。下地まで見えない限り施工が難しく、単体での交換依頼は少数です。
Q6. 雨漏りがしていないのにルーフィングを替える必要はありますか?
はい。雨漏りしてからでは構造体が腐っている可能性が高くなります。築年数が経過している住宅では「予防的なルーフィング交換」が費用対効果の高い選択になる場合があります。
Q7. 工事中、在宅していないといけませんか?
屋根の工事は基本的に外部作業のため、ご不在でも問題ありません。ご希望があれば、工事前後の写真を報告書でお渡ししています。
Q8. 火災保険でルーフィング交換はカバーできますか?
台風や強風による屋根材の飛散や破損が原因で内部まで損傷した場合、火災保険が適用されるケースもあります。ただし、経年劣化のみの場合は対象外です。
Q9. 相見積もりは取ってもいいですか?
もちろんです。内容や価格を比較していただき、納得されたうえでご契約いただくのが一番です。当社では無理な営業は一切行っていませんのでご安心ください。
Q10. 点検だけでも頼めますか?費用はかかりますか?
点検・お見積もりはすべて無料です。ご希望に応じて散水試験や写真付きの詳細レポートもお渡ししています。お気軽にご相談ください。
専門家コメント|株式会社マックスリフォーム 代表取締役 杉本 匡志

私たちはこれまで、西宮市内で多くの屋根リフォームを手がけてまいりました。
その中で特に感じるのは、「屋根の下地(ルーフィング)まで劣化しているお宅が非常に多い」ということです。
表面の瓦やスレートがしっかりしていても、実は内部で雨水がじわじわと侵入していた…というケースも少なくありません。見えない部分ほど大切で、早めの点検・判断が住まい全体の寿命を左右するのです。
また、近年は軽量瓦やガルバリウム鋼板など、屋根材の進化に伴って下地も高耐久なものが選べるようになってきました。
「まだ雨漏りしていないから大丈夫」と放置せず、ぜひ一度プロの目で診断を受けてみてください。
西宮市の皆さまにとって、安心できる家づくり・屋根づくりのお手伝いができれば幸いです。
🏠 お客様からの口コミや、実際の施工事例も多数掲載中!

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