西宮市の古い住宅で多い“軒裏のはがれ”とは?黒ずみ・腐食の原因と補修の進め方を解説!

はじめに|「天井の一部がめくれてる?」と思ったら“軒裏”の劣化かも!
「軒下の天井に黒ずみが…」「軒の板がポロポロはがれてきた」
こんなご相談が、西宮市内でも増えています。
特に築20年以上の木造住宅にお住まいの方から、
「屋根や壁はきれいだけど、軒裏だけ妙に傷んでる気がする」といった声も多く寄せられます。
「軒天(のきてん)」とも呼ばれるこの部分は、見落とされがちですが、建物の外観・耐久性・雨漏り防止においてとても重要な役割を担っています。
この記事では、西宮市にお住まいの皆さまへ向けて、軒裏が劣化する原因や、放置するリスク、補修方法の選び方まで
わかりやすくご紹介していきます。
ご自身のご自宅に当てはまる症状がないか、ぜひチェックしてみてください。
西宮市でよく見られる軒裏トラブルの傾向
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西宮市は、山間部と海沿いにまたがる地形のため、気候変化や湿度の影響を受けやすい地域です。
特に梅雨や台風シーズンを中心に、軒裏に関する相談が増える傾向があります。
1. 湿気によるベニヤの膨れ・剥がれ
夙川や甲陽園エリアのように緑が多く湿度が高い地域では、ベニヤ材の膨張や剥がれが起きやすくなります。
軒裏の表面が波打つように膨らみ、やがて塗装がボロボロとはがれ落ちてくるケースも少なくありません。
2. 軒裏の黒ずみやカビの発生
高湿度の西宮市では、通気性が不十分な軒天にカビが発生しやすく、特に日当たりの悪い住宅密集地では黒ずみや異臭の原因になります。
中には、表面の変色が雨漏りのサインであることも。
3. 鳥の巣づくりによる破損
西宮北口や苦楽園口周辺の戸建住宅では、換気口や軒天の小さな隙間から鳥が入り込み、巣を作ってしまう被害も見られます。
巣材で通気口が詰まり、内部が劣化するケースもあり注意が必要です。
4. 台風被害による破損・めくれ
台風接近時、西宮市の海側エリア(香櫨園〜西宮浜)では、強風により軒天の一部がめくれたり、落下する被害が報告されています。
見た目は大きな損傷でなくても、防水機能が低下している可能性があります。
軒裏補修の主な方法と選び方

軒裏(軒天)の劣化状況によって、最適な補修方法は異なります。
西宮市で多く実施されている補修方法を、状態別にわかりやすく解説していきます。
軽度な劣化には「塗装」での補修
剥がれや腐食が進んでおらず、塗膜の浮き・変色が中心のケースでは、塗装による再仕上げが有効です。
防カビ・防藻効果のある塗料を使用すれば、美観回復と同時に耐久性も高まります。
ただし、内部まで傷みが進行している場合は、塗装だけではカバーできないことも。
必ず専門業者による事前診断が必要です。
板の傷みや剥がれには「部分張替え」
部分的に板が剥がれていたり、腐食や反りが目立つ箇所には、その部分だけを張り替える「部分補修」が一般的です。周囲と色をなじませる塗装を行えば、全体の見た目も自然に仕上がります。
張替え時には、耐水性の高いケイカル板(ケイ酸カルシウム板)や不燃性ボードが使用されることが多く、古い木製素材よりも長寿命化が期待できます。
腐食やカビが広範囲に及ぶ場合は「全面張替え」
軒天全体に傷みが広がっている場合や、下地構造まで腐食が進んでいる場合は、全面的な張替えが必要です。
建物の外観に合わせて、ガルバリウム鋼板仕上げなどのメンテナンス性の高い素材に変更するケースも増えています。
また、下地材や通気構造の見直しも含めて工事を進めることで、再発リスクの低減につながります。
素材選びのポイント

軒裏補修に使用される主な素材は以下の通りです。
- ケイカル板:不燃・耐水・加工性に優れた定番素材。価格と性能のバランスが良好
- ガルバリウム鋼板:金属素材で、耐久性・メンテナンス性に優れる。モダンな印象に
- 化粧合板:安価で施工しやすいが、耐水性・耐久性はやや劣るため定期的なメンテが必要
素材の選定は、既存の外観・今後のメンテナンス計画・予算感に応じてプロと相談しながら決めるのが理想です。
補修費用の目安と見積もりのポイント

軒裏(軒天)の補修費用は、劣化の程度・施工範囲・使用する素材によって大きく変わります。
西宮市でよくある補修パターン別に、費用の目安と見積もり時のチェックポイントを解説します。
軒天塗装の費用目安(軽度劣化の場合)
- 2,000円〜3,500円/㎡(塗料のグレードにより差あり)
- 高圧洗浄 → ケレン(下地処理)→ 下塗り → 上塗り という流れが基本
- 防カビ・防藻タイプの塗料を選ぶことで長期的に安心
塗装のみの場合は比較的リーズナブルですが、足場が必要な高さの施工だと別途費用がかかります。
部分張替えの費用目安(中度劣化の場合)
- 5,000円〜8,000円/㎡(素材や作業内容により上下)
- 部分的なボードの撤去・新設 → 塗装仕上げまで含む
補修面積が少ない場合でも、最低施工費や出張費がかかることがあるため、総額での見積もりを確認しましょう。
全面張替え+塗装の費用目安(重度劣化の場合)
- 8,000円〜12,000円/㎡以上が目安
- 下地の補修や構造材の交換が含まれるケースも
- ガルバリウム鋼板仕上げなど、素材グレードによってはさらに高額になる場合も
軒裏の面積は小規模に見えても、家の外周すべてに設置されていることが多く、延べ施工面積が広くなりがちです。
足場・廃材処分・諸経費にも注目
見積書をチェックする際は、以下の項目が明記されているかどうかも重要です。
- 足場設置費用(10万円〜20万円程度が相場)
- 廃材処分費・清掃費
- 下地補修やコーキング処理の有無
- 材料グレードや使用面積
とくに足場代は、外壁塗装や雨どい交換と同時に工事することで節約できるケースもあるため、まとめて相談するのもおすすめです。
実際の施工例から見る工事の流れ
軒裏(軒天)の補修は、住宅の状況や劣化の程度によって工事内容が異なります。
ここでは、西宮市周辺で実施された2つの補修事例をもとに、工事の流れや費用感、注意点を具体的にご紹介します。
事例①|軒天の剥がれ・板金浮きを補修(築20年戸建て)

【施工内容】破風板・軒天の一部補修
【施工日数】2日間
【工事費用】約15万円(税込)
【使用材料】変成シリコーンシーラント、塗装材
工事の流れ
- 剥がれ・板金浮きの確認
劣化により軒天の一部が剥がれ、ケラバ(端部)の板金が浮いている状態でした。 - 浮き部の固定と下地処理
板金はしっかりとビス止めし、動かないよう補強。剥がれた軒天部分も安定させます。 - シーリング&タッチアップ塗装
隙間にシリコーン系シーリング材を充填し、防水性を確保。その後、周囲と色をなじませるタッチアップ塗装を施して完了。
👉 このような軽度の補修でも、放置すると雨水侵入や飛散事故の原因になるため早めの対処が重要です。
事例②|軒天モルタル撤去+下地補強

【施工内容】モルタル撤去・軒天補修・笠木交換
【施工費用】約28万円(足場費用含む)
【使用材料】ガルバリウム鋼板、下地木材、コーキング材ほか
工事の流れ
- 劣化モルタルの撤去
軒天部に使われていた古いモルタルが剥がれかけ、落下の危険性が高まっていたため、安全を最優先に撤去作業を実施。 - 下地の補強
撤去後、内部の木材が腐食している部分が確認され、新しい木材で下地をしっかり補強。これにより、将来的な耐久性も向上。 - 新たな仕上げ&板金交換
軒天補修後、屋上の笠木部分にガルバリウム鋼板を新設。接合部にはコーキング材を使用し、雨仕舞いも万全に整えました。
💡 この工事では足場費用が約12万7,500円含まれており、全体の工事費用が明確な点も安心材料となっています。
よくある質問(FAQ)

Q1. 軒裏のはがれだけなら、すぐに直してもらえますか?
はい、小規模なはがれであれば1日~2日で補修できるケースも多いです。
現地調査で状態を確認し、塗装や部分張り替えで対応可能かを判断します。
Q2. 全面張り替えと塗装、どうやって見極めればいい?
目安としては、板の腐食や破損が見られる場合は張り替え、表面の色あせ・剥がれのみなら塗装で済むこともあります。劣化の範囲や原因に応じて、最適な工法をご提案いたします。
Q3. 軒裏からポロポロと破片が落ちてきました。危険ですか?
放置はNGです!材料によっては落下の危険があるため、早めにご相談ください。
ご家族やご近所への事故を未然に防ぐためにも、速やかな対応が重要です。
Q4. 火災保険が使える場合ってありますか?
台風や突風など自然災害による破損であれば、火災保険が適用されるケースもあります。
調査時に被災状況を確認し、申請サポートも可能です。
Q5. 軒裏の劣化が原因で、雨漏りすることもあるの?
はい、軒裏の隙間や割れから雨水が侵入し、内部の構造を傷めるケースがあります。
軒裏は建物の“縁の下の力持ち”なので、油断せず早期対処が大切です。
Q6. シロアリやカビの原因になるって本当?
本当です。湿気がたまりやすい軒裏は、放置するとシロアリの巣やカビの温床になることも。見た目の問題だけでなく、構造被害につながる前に対応しましょう。
Q7. どんな素材を使うと長持ちしますか?
おすすめは、耐久性の高いケイカル板やガルバリウム鋼板などの素材です。通気性・耐水性に優れており、メンテナンスの手間を減らせます。
Q8. 足場代が高いと聞きますが、他の工事と一緒にした方がいい?
その通りです!足場設置には10万円前後かかるため、屋根塗装や雨樋交換などとまとめて施工すると費用対効果が高くなります。
Q9. 見積もりだけでもお願いできますか?
もちろんです。現地調査・お見積もりは無料で承っておりますので、気になる症状がある場合はお気軽にご相談ください。
Q10. 築20年以上の家は、定期的にチェックした方がいいですか?
はい。築20年を超えると軒裏や屋根まわりの劣化が目立ち始めるタイミングです。トラブルを未然に防ぐため、5年に一度の点検をおすすめしています。
専門家コメント|築20年超の住宅で軒裏の劣化が増える理由

築20年を超える住宅では、軒裏(軒天)の劣化が顕著に現れ始めることが多くなります。
これは、屋根からの雨水のしみ込みや、日差し・風の影響、さらには換気不良による湿気の蓄積などが、長年にわたって少しずつダメージを与えてきた結果です。
特に西宮市のように海からの湿気や台風の影響を受けやすい地域では、見た目以上に内部が傷んでいるケースも少なくありません。
軒裏は屋根と外壁の接点にあるため、建物全体の耐久性にも大きく関わってくる部分です。
小さなはがれや黒ずみであっても、「ただの見た目の問題」として放置してしまうと、内部の木材腐食やシロアリ被害につながることもあります。実際に、軒裏の板が落下してしまい、通行人や車に被害が出る寸前だった…というご相談を受けたこともありました。
当社では、無料点検の段階で表面の状態だけでなく、下地の劣化や雨水侵入の有無もチェックし、必要な対処方法を丁寧にご説明しています。
「これって直すべき?」「放っておいても大丈夫?」
そんなお悩みをお持ちの方は、早めの点検・診断が安心の第一歩です。お気軽にご相談ください。
まとめ|「少しの剥がれ・黒ずみ」でも、早めの対処が建物を守る第一歩!
軒裏(軒天)は、普段あまり意識されない部分ですが、建物の美観や耐久性を支える重要なパーツです。とくに築20年以上の住宅では、塗装の浮きや板の剥がれといった劣化症状が目立ち始めます。
「ちょっと剥がれてるだけだから大丈夫かな」と見過ごしてしまうと、雨水の侵入や木材の腐食、最悪の場合は板の落下事故につながる恐れもあります。
西宮市のように気候の変化が大きい地域では、定期的な点検と早めの補修が安心につながります。
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