西宮市の住宅で多い瓦のひび割れやズレ…そのまま放置するとどうなる?

「最近、屋根瓦がズレてる気がする…」「小さなひび割れだけど、修理って必要?」
一見すると深刻に思えない屋根のひび割れやズレですが、実は放置することで大きなトラブルへと発展するケースが少なくありません。
とくに西宮市は海風や強風が吹きやすく、台風の通り道にもなりやすい地域。
築年数が20年以上の戸建て住宅では、すでに屋根に劣化症状が出ていても不思議ではありません。
本記事では、「瓦のひび割れ・ズレ」がもたらすリスクや、放置することでどのような被害が広がるのか、そして正しい対処法や修理のタイミングについて、わかりやすく解説します。
瓦のひび割れやズレはどうして起こるの?

経年劣化と自然災害のダメージ
瓦は耐久性が高い素材ですが、長年の風雨や寒暖差の影響で少しずつ劣化していきます。西宮市のように気候の変化が大きい地域では、以下のような要因が瓦にダメージを与えます。
- 台風や突風による振動・飛来物の衝突
- 真夏の高温と冬の冷え込みによる収縮・膨張
- 屋根に積もった雪や落ち葉の影響
こうしたストレスの蓄積によって、表面に細かなヒビが入ったり、ズレが生じたりします。
地震による瓦のズレ
兵庫県南部地震以降、西宮市では耐震性への関心が高まっていますが、当時の揺れで瓦がずれたままになっている住宅もあります。
また、小さな地震の積み重ねでも瓦の位置が少しずつ動くことがあります。
放置すると起こる屋根トラブル

雨漏りの発生
瓦のヒビやズレのすき間から雨水が侵入すると、下地の防水シートが破れたり、野地板(屋根の骨組み)が腐食したりして、雨漏りが発生します。
初期症状としては、
- 天井にシミができる
- 壁紙がめくれる
- 畳や床が湿っている
などが見られますが、放置していると構造部まで腐食し、修理費用が高額になるケースも。
カビ・腐食・白アリの被害
雨水が内部に侵入することで湿気がこもり、カビや腐朽菌、さらには白アリの発生原因になります。
特に日本家屋では木材が多く使われており、これらの影響を受けやすいのが実情です。
落下事故の危険性
ズレた瓦は固定力が弱くなっているため、台風や地震のタイミングで落下するリスクがあります。
歩行者や車への被害、近隣住宅とのトラブルにもつながりかねません。
瓦の表面に1〜2cm程度のヒビが入っていても、「まだ大丈夫」と思いがちですが、そこから水がしみ込むと内部の構造に影響します。
修理のタイミングは?こんな症状が出たらすぐに相談を

瓦の不具合は、見落とされがちですが、雨漏りや建物の劣化に直結する重大なサインです。以下のような症状が見られた場合は、なるべく早めに専門業者へ相談することをおすすめします。
瓦が一部ズレている
→ 強風や地震でズレた瓦は、雨水の侵入口になるだけでなく、落下の危険もあります。
瓦の表面に細かなヒビがある
→ ヒビから水が染み込み、内部の防水層や野地板を傷める原因になります。
雨のあと、天井や壁にシミができる
→ これは雨漏りが進行しているサインです。屋根下地や断熱材の劣化が懸念されます。
瓦の端が欠けている・割れている
→ 雨水が集中して流れ込む部分なので、少しの欠けも大きなダメージに繋がります。
台風・地震など自然災害のあとに異変を感じた
→ 目視で異常がなくても、屋根全体に見えない損傷があるケースも多いため、点検だけでも依頼する価値があります。
西宮市で築20年以上の住宅にお住まいの方は、定期点検も兼ねて、一度プロの診断を受けてみることをおすすめします。
修理方法と費用の目安(西宮市の相場)
修理内容 | 費用目安 | 内容 |
瓦の差し替え(1枚~数枚) | 1〜3万円〜 | 割れ・欠けた瓦を交換 |
瓦のズレ直し | 2〜5万円〜 | 部分的なズレの補修 |
棟瓦の積み直し | 15〜35万円 | 棟の再施工、漆喰のやり直し |
屋根全体の葺き替え | 100〜200万円超 | 下地含めた全面工事 |
※上記は2025年時点の相場です。屋根の勾配や使用材料により変動します。
火災保険が使えるケースもある!自然災害による瓦の破損は要チェック

瓦屋根の修理は高額になることもありますが、自然災害が原因の場合、火災保険が適用されることが多いのをご存じでしょうか?
以下のようなケースでは、保険申請により修理費用の一部または全額が補償される可能性があります。
火災保険の適用が期待できる主なケース
- 瓦の一部が割れたり欠けたりしている
→ 強風や落下物による被害として申請対象になることがあります。 - 台風のあとに棟瓦(むねがわら)が崩れている
→ 棟部分は被害が集中しやすく、火災保険での修理事例も多い箇所です。 - 隣家から飛んできた看板や枝などによる損傷
→ いわゆる「飛来物」による破損も、風災扱いで補償される可能性があります。
注意点
火災保険の申請には、「被害が自然災害によるもの」であることの証明が必要です。
そのためには、以下のような書類を揃えるのが一般的です。
- 写真付きの屋根点検報告書(プロによる診断が安心)
- 被害発生時期がわかる証拠(例:気象庁の台風履歴など)
- 修理費用の見積書
「使えるかどうかわからない」と迷う前に、火災保険に詳しい地元業者に相談するのが近道。西宮市でも過去に多くの台風被害が報告されているため、瓦屋根の不具合がある方は、ぜひ一度調査を。
西宮市の住宅で実際にあった瓦トラブルの事例
【事例①】西宮市高木東町|台風後に棟瓦が崩落、火災保険で修理
築40年以上の木造住宅にお住まいの方から、「台風の翌日、屋根から瓦が落ちてきた」とのご相談を受けました。現地調査の結果、棟瓦(むねがわら)の固定が弱く、強風により複数枚が崩落している状態でした。
幸いにも人的被害はありませんでしたが、放置していたら雨漏りに発展するリスクが高い状態でした。
➡ 火災保険を活用し、棟瓦の積み直しと漆喰の補修を実施。工事費用の9割が保険で補償され、自己負担はわずかとなりました。
【事例②】西宮市甲陽園目神山町|瓦のヒビから雨漏り、天井にシミが発生
築35年の和風住宅。ご家族が「2階の天井にシミが広がってきた」とのことで調査を行ったところ、瓦表面に細かいヒビが複数箇所確認されました。
そのヒビから浸水し、防水シートを越えて天井材まで到達していたため、下地の一部も腐食している状態でした。
➡ 部分的な瓦の差し替えとルーフィング(防水シート)の補修で対応。被害が軽度のうちに発見できたため、費用も抑えられました。
【事例③】西宮市段上町|瓦のズレに気づかず、地震で一気に落下
2024年の小規模な地震の後、ご近所から「屋根に瓦が引っかかっている」と指摘され、調査依頼をいただきました。
調べてみると、以前から少しずつズレていた瓦が、地震の揺れでまとめて落下していたことが判明しました。
➡ 落下した瓦の差し替えと、他の瓦も耐震金具で固定し、再発防止対策を実施。「もっと早く点検しておけばよかった」とのお声をいただきました。
よくある質問(FAQ)
Q1. 瓦のひび割れはどこまでなら自分で様子見してOK?
A. 表面にわずかなヒビがある程度なら、緊急性は低い場合もありますが、見た目だけで判断せず、年1回は点検を受けましょう。
Q2. 修理するには必ず足場が必要ですか?
A. 小規模な補修であれば、足場なしで作業可能な場合もありますが、安全性と施工品質を考えると足場設置が推奨されます。
Q3. 火災保険の申請には時間がかかりますか?
A. 保険会社の対応にもよりますが、通常は申請から1〜2週間ほどで認定結果が出ます。早めに動くことが大切です。
Q4. ズレてる瓦だけ直せば雨漏りは防げますか?
A. 瓦のズレだけでなく、防水シートの劣化や下地の腐食も雨漏りの原因になります。プロによる総合診断が必要です。
Q5. DIYでコーキングしても大丈夫?
A. 一時的には防げても、通気性を失い内部に水分がこもるリスクがあるため、DIYはおすすめできません。
Q6. 施工後にまたズレたら保証はありますか?
A. 信頼できる業者であれば、工事内容に応じた保証(1〜10年)がつくのが一般的です。事前に確認しましょう。
Q7. どの業者に相談すればいいのか迷います…
A. 地元で実績がある業者、点検・見積もり無料、保証付き、火災保険申請のサポートがある会社を選ぶと安心です。
Q8. 点検だけ依頼しても大丈夫?
A. 点検だけの依頼も可能です。弊社では無料点検を実施していますので、お気軽にご相談ください。
Q9. ほかの家と比べてうちの屋根は古い?
A. 西宮市の住宅は築20年以上のものが多く、瓦屋根なら30年以上経っているケースもあります。築年数と共に点検を。
Q10. 補助金は使えますか?
A. 西宮市では高齢者向けや耐震改修の補助制度が用意されています。条件があるため、市の公式サイトをご確認ください。
まとめ|小さな瓦の不具合も、早めの点検・修理が安心への第一歩
西宮市に多い「瓦のひび割れ」や「ズレ」は、見た目にはわかりにくくても、雨漏りや構造劣化、落下事故のリスクをはらんでいます。とくに台風・地震の多い関西エリアでは、放置することで家全体の寿命に関わる深刻な問題へと発展しかねません。
✅ 瓦1枚の割れでも、そこから雨水が侵入する可能性あり
✅ ズレた瓦は落下リスクがあり、近隣トラブルの原因に
✅ 火災保険や補助金が使えるケースもあるので、まずは無料点検を
「このくらい大丈夫」と思わず、まずは専門業者に相談することが、安心とコストの両面で得策です。
西宮市での屋根点検・修理のご相談は、地元密着の【マックスリフォーム】へぜひお任せください。
プロの診断と丁寧なご説明で、不安を安心に変えるお手伝いをいたします。
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屋根の不具合は、早めに気づいて対処することが何より大切です。
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